血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことで、単位はmg/dlです。測定日の前日夜9時から絶食し、翌日の朝の空腹時に測定して110未満であれば正常値、空腹時に126以上であるか常に200以上ある場合は糖尿病と診断されます。血糖値を下げるインスリン、血糖値を上げるアドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンなどにより血糖値は保たれています。
糖尿病はほかの病気と違って分かりやすい自覚症状はないため判明しづらく、合併症が出るまで発見できないことが多いので、血糖値を測定することが大事になります。症状としてでても、体がだるい、目が疲れる、常に眠い、風邪をひきやすい、など様々な症状があるため、糖尿病だと自分で診断することは難しいものです。ただの疲れであると見過ごされることも多くあります。
血液中の糖分が濃いと血液がドロドロして血管が柔らくなり傷つきやすい状態になるので、様々な病気の原因となります。糖尿病を放置してしまうと引き起こす主な合併症の一つは網膜症です。網膜の毛細血管が破れ、最悪の場合は失明に至ります。もう一つは神経障害です。しびれや立ちくらみや筋力低下などがあります。あとは腎症です。症状が進行すると人工透析を受ける必要が出てきます。他にも脳卒中、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などが挙げられます。
血液中のブドウ糖濃度を知ることで糖尿病だけでなく低血糖症も分かります。低血糖症は脳の働きが悪くなり、頭痛、冷や汗、痴呆の進行、記憶力の低下やなどがあり、重症の場合は意識を失う場合があります。
血糖値の測定はPOCTという測定器を使用して自分でできます。以前は指に針を刺して採血するものが多かったのですが、最近は指を置くだけで測定できるものが出てきました。 血糖値は測定するときの体調や食事によっても大きく変動するので、基本的に空腹時に図りますが、糖尿病の発症する初期の段階では空腹時の血糖値は正常値内であるため、食後の血糖値を測定することも重要であるといわれるようになりました。