高血糖

原因

血糖値が高くなったとき、調節できるのはインスリンというホルモンのみになるのですが、この調節機能が立ち行かなくなったときに糖尿病を発症することになります。

インスリンがつくれない1型糖尿病の場合、現在は改善の方法がなく、インスリン注射でインスリンを補う以外は治療方法がありません。ヒト白血球抗原や自己免疫などの遺伝的要因によるのではないかと考えられており、若年で発症する例が多くみられます。

2型糖尿病の場合は、インスリン分泌量が不足する場合細胞がインスリンを正常に使用できない場合があります。インスリン分泌量が不足するというのは血糖の上昇に対応したインスリンの分泌が起こらない状態です。遺伝的な場合と、糖毒性やカルシウム沈着などで膵臓に異常がある場合があります。

インスリンを細胞が正常に使用できないというのは、インスリンは必要量分泌しているのに、細胞でインスリンの効きが悪くなっている状態です。この状態が長く続くと膵臓の疲弊、細胞数の減少が起こり、血液は高インスリン血症になり肥満が進行し、高脂血症、高血圧、動脈硬化などの原因となります。糖質より脂肪摂取の過剰により脂肪細胞に中性脂肪が蓄積するせいで脂質の蓄積を抑えるためインスリン感受性を低下させる生理的防御反応と考えられています。

他には遺伝子異常や内分泌疾患、膵臓疾患などが原因の場合や、妊娠中に発生する妊娠糖尿病もあります。

また、糖尿病を発症していない境界型の場合、日常生活の精神的なストレスや、外科手術を受けることで交感神経が刺激され血糖値が上がるホルモンが過剰に分泌される場合があります。