高血糖

治療

糖尿病の治療は、早期発見・早期治療が大切です。また完治が難しい病気ですが、治療を継続し、病気が進行しないように改善していくことが重要です。

糖尿病の治療はまず生活習慣の改善を行います。食事療法と運動療法を組み合わせて血糖値の改善を図ってから薬物療法を始めます。糖の過剰な供給を抑え、消費を上げることで血糖をコントロールすることが目的です。肥満であれば適正体重に時間をかけて減量することも必要です。

空腹時血糖の検査で糖尿病と診断される場合が多いのですが、実はそれ以前に前兆として食後の血糖値だけ異常に高くなる食後高血糖の時期があることが分かってきています。食後高血糖の状態が長く続く膵臓はインスリン分泌をさらに増やし、血液への糖の取り込みを促すため、膵臓にかかる負担が限度を超えるとインスリン分泌機能が急激に衰え、空腹時血糖値も上昇し、糖尿病と診断されることになります。

ただし、膵臓の働きが悪化する前にこの悪循環を改善すれば糖尿病への進展を防ぐことができます。食後高血糖だけの時期に食事療法や運動療法を行うと、肝細胞と筋肉細胞に蓄積した中性脂肪を減らす効果が表れやすく、肝機能の改善しやすくなります。

食事療法は1日の適正エネルギー摂取量を把握し、食事をコントロールします。標準体重になるまでは適正エネルギー摂取量以下に食事を抑え、標準体重に達したら摂取量を超えない食事に切り替えます。1日3回決まった時間に同じくらいの量で食物繊維の多い食事をとります。

運動療法は散歩やジョギング、サイクリングなどの酸素の消費が上がる有酸素運動が効果的です。1回の運動量は30分から1時間以上食事をしてから1時間後に行い、少なくとも3日に一度、週2回以上行わないと効果が得られません。

食事療法、運動療法では血糖コントロールが難しい場合は薬物療法になりますが、医師の指示のもと飲み薬や注射などによる治療を行うことになります。