高血糖

マゴットセラピー

糖尿病になると痛みに鈍感になるため傷などに気づきにくくなり放置されたり、動脈硬化が合併症で起こると、血流障害によって細胞に栄養や酸素が十分にいきわたらなくなったり、抵抗力が下がったりすることで、傷口が化膿したりする場合があります。重症になると下肢潰瘍や壊疽が進行し、場合によっては足を切断しなくてはならない最悪の状況も考えられます。

そんな糖尿病壊疽を治癒する方法として無菌マゴット(ハエ幼虫・ウジ)を使用し治癒する、これがマゴットセラピーです。無菌マゴットを数日間患部においてガーゼで覆い、マゴットの腐敗した組織のみを溶かして食べるという性質を利用して創を正常にし、殺菌、治癒を促します。

以前は抗生物質や外科治療が進歩する前の潰瘍治療法の一つだったのですが、抗生物質をよく使用するようになったことで抵抗性のある感染性潰瘍が現れ、治療困難なものが出てきたため再度注目されるようになりました。ただし、この治療法を取り入れている病院は少なく、保険対象外のため医療費がすべて自己負担になります。

糖尿病性潰瘍・壊疽や下肢潰瘍(虚血性疾患、うっ血性疾患、神経疾患など)、底ずれや難治性感染創(MRSA、MDRP感染など)、その他の難治性創傷(術後創、外傷、火傷)などに有効とされています。通常糖尿病による合併症から足が壊疽した場合、ひざ下切断を宣告されますが、マゴットセラピーなら足を切断せず壊疽を治すことができる場合があるかもしれません。一度対応している病院に相談してみると良いでしょう。